
Anthony van Dyck · PD
十字架上のキリスト
作品情報
ストーリー
キリストは十字架の上にただひとりで、足もとには誰もいません。この切り詰めた図像は、1628年から1630年頃のフランドルで大いに求められていました。スペイン領ネーデルラントの教会は、前の世紀の聖像破壊のあと、まだ内装を整え直している最中で、カトリックの注文主たちは静かな瞑想へと導く絵を望んでいたのです。ヴァン・ダイクはこの時期、ひとり十字架にかかるキリストをいくつも描き、教会にも個人にも納めました。このカンヴァスはいつの時点かで下に約22センチの帯が継ぎ足されており、私たちが見ている画面は、彼が描いたものより縦に長くなっています。ウィーンは1774年にネーデルラントからこの絵を購入しました。




