合奏(護符泥棒)

合奏(護符泥棒)


作品情報

制作年
1625
技法
カンヴァスに油彩
寸法
168 × 202 cm

ストーリー

一見すると和やかな音楽の夕べだが、テーブルで進んでいるのはひとつの詐欺だ。ヘラルト・ファン・ホントホルストがこの絵を描いたのは1620年代、ローマでの歳月を終えて故郷ユトレヒトに戻ってからのことである。黄色い服の若者は、開いた楽譜をのぞき込んで二重唱を歌っている。その上に身をかがめる娘は、彼の耳もとに手を添えながら耳飾りを外しにかかっている。それは小さな護符だったのかもしれず、この絵のもうひとつの題名「護符の盗み」はそこから来ている。後ろで指を立てる老婆は娘の共犯者で、美術館の解釈では若者の財布にも手を伸ばしている。左端では赤い服の楽士がヴィオラ・ダ・ガンバで伴奏する。卓上のぶどうと桃の鉢は、ミラノのアンブロジアーナ絵画館にあるカラヴァッジョの「果物籠」へのオマージュだ。かつてはアントウェルペンの画家テオドール・ロンバウツの作とする専門家もいたが、美術館は現在これをホントホルストの作品としている。展示は第14室、ランフランコのロッジアである。

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