ローマの城壁前のコリオレイヌス

Giovanni Battista Tiepolo · PD

ローマの城壁前のコリオレイヌス


作品情報

制作年
1730
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
387 × 224 cm

ストーリー

1730年ごろ、ジャンバッティスタ・ティエポロは古代ローマ史に取材した十点の大画面の連作に取り組んでいた。注文したのはヴェネツィアの貴族ディオニジオ・ドルフィンで、一族の館の大広間を飾るためのものだった。これはその一点である。題材はローマの歴史家リウィウスに由来する。ローマを追われた将軍コリオラヌスは、市の敵方に身を投じ、軍を率いて城壁の下まで迫った。それを止めようと、母と妻が城を出てくる。ティエポロは思いきった選択をしている。主人公を観る者に背を向けさせ、顔をほとんど兜に隠すことで、場面全体が彼の前に立つ年老いた女性、つまり母に集まるようにした。母は息子に、お前がローマに入るのを見るくらいなら死んだほうがましだと告げる。その奥では兵士と軍旗が上へと積み重なり、ティエポロの好んだ軽やかに舞い上がる描き方が見てとれる。ドルフィンの十点のうち五点は、この一点も含めて、今サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にまとめて掛けられている。

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