
Joseph Wright of Derby · PD
ダーウェント川岸の巣穴ふさぎ
作品情報
ストーリー
1773年、ジョゼフ・ライト・オブ・ダービーは、イタリア遊学に発つ前にこの夜景を描いた。土手で穴を掘っているのは「アースストッパー」、つまり翌日の狐狩りに備えて、狐が逃げ込む巣穴を塞ぐ男である。足元の角灯が男と土くれを照らし、頭上では月が高い雲をほのかに光らせる。ひとつの光源が闇を刻む効果に、ライトは生涯とりつかれていた。流れの速い川はダービシャーのダーウェント川で、この谷はちょうどこのころ、水力紡績工場が立ち並ぶ産業革命の最前線になりつつあった。




