
Fra Angelico · PD
キリストの埋葬
作品情報
ストーリー
サン・マルコ聖堂の祭壇画の下に並ぶ小さな場面の列の真ん中で、フラ・アンジェリコは聖コスマスと聖ダミアヌスの伝説をいったん中断し、代わりにこの場面、墓の前の死せるキリストを置いた。その位置には意味があった。このパネルは主画面の中央に小さく描かれた磔刑図の真下、そしてミサがささげられる祭壇卓のすぐ上にあった。ここに描かれたキリストの体は、その下で執り行われる聖体の秘跡と一直線に重なるのである。フラ・アンジェリコはこれを1438年から1440年ごろ、コジモ・デ・メディチの出資で再建されたフィレンツェの自らの修道院の聖堂のために描いた。祭壇画はのちに解体され、部分は散り散りになった。このパネルはミュンヘンに最初に入った1枚で、1818年にバイエルン王太子ルートヴィヒのために購入された。聖人たちの場面3枚が加わるのは、その4年後である。




