
Ivan Shishkin · PD
霧の朝
作品情報
ストーリー
シーシキンがこの夜明けの川を描いたのは1885年です。手前には草の岸がゆるやかに下り、水面はほとんど動かず、向こう岸の森はまだ半ば霧に沈んでいます。横幅が1メートル半近くある大きな作品で、革命前はオルロフ=ダヴィドフ伯爵家のもの、ニジニ・ノヴゴロド県にあった同家の領地シンビレイに置かれていました。
1918年4月、ソヴィエト政府は布告によって相続制度そのものを廃止します。持ち主が亡くなれば、財産はすべて国のものになりました。その後の数年で、ニジニ・ノヴゴロドの美術館にはオルロフ=ダヴィドフ家やシェレメーチェフ家など貴族のコレクションから接収された作品が何千点も入ってきます。この風景画もシンビレイから、同じ屋敷にあった古い絵二点と一緒に運ばれてきました。18世紀の肖像画家ロコトフの「見知らぬ女性の肖像」と、カール・ブリュローフの「占うスヴェトラーナ」です。




