
ガンバッシの祭壇画:栄光の聖母子と聖人たち
作品情報
ストーリー
この祭壇画の代金を払ったのは、ガラス職人でした。ヴァルデルサのガンバッシ出身のドメニコ・ディ・ヤコポは、ガラス杯づくりのベックッチョという通り名で知られた画家の友人で、アンドレアは彼と妻を、祭壇画の下辺を走るプレデッラのなかに、普段着姿の二つの円形肖像として描き込みました。プレデッラは後にばらばらにされ、散り散りになります。二点の肖像は1960年代からシカゴ美術館にあり、誰を描いたものかが分かったのは1980年代の研究によってでした。制作年には議論があります。美術館は1527年から1528年としますが、ベックッチョが1527年夏の疫病で亡くなったと考えられることから、二、三年さかのぼらせる研究者もいます。聖母を囲む聖人のなかには、疫病のときに祈りが向けられた聖ロクスと聖セバスティアヌスがいます。




