
Giovanni Battista Tiepolo · PD
弟ハスドルバルの首を見分けるハンニバル
作品情報
ストーリー
第二次ポエニ戦争で、ハスドルバルは兄ハンニバルを助けるため軍を率いて駆けつけたが、ローマ軍に敗れて殺された。ローマ人は勝利の証として、切り落とした弟の首をハンニバルの陣営に送りつけた。当時30代に入ったばかりのティエポロは、1728年か1729年、ヴェネツィアのサン・パンタレオン近くにあるドルフィン家の館の大広間のために、ローマ史を描く連作の一枚としてこの場面を描いた。高さ4メートル近く、幅2メートルに満たず、上下が弧を描くという変わった形はそのためである。連作はのちに散り散りになった。この一枚は1870年にウィーンのミラー・フォン・アイヒホルツ家のコレクションに入り、カスティリオーネ家を経て、1930年に美術史美術館が購入した。




