
Ilya Repin · PD
イタリア人女性の肖像
作品情報
ストーリー
レーピンがこれを描いたのは1870年、26歳で、まだサンクトペテルブルクの美術アカデミーの学生だった頃である。名声はまだ数年先のことだった。彼の名を高めることになる絵、ヴォルガ川で艀を曳く疲れ果てた男たちの列は、1873年になってようやく仕上がる。イタリアとフランスへの自身の旅はさらにその後だった。だからこのイタリア女性も、イタリアの地を踏む前に、ロシアでモデルを前にして描いたものとほぼ考えてよい。背景は暗く平らに保たれ、モデルの眼差しは静かでまっすぐだ。この画布はいま、はるか東、シベリアのイルクーツク地方美術館に掛かっている。




