
Anthony van Dyck · PD
ジョージ・ゲイジと二人の従者の肖像
作品情報
ストーリー
1621年の終わり、イングランド王ジェームズ1世はジョージ・ゲイジをローマへ送った。カトリックの司祭だった彼の任務は、チャールズ王子とスペイン王女との結婚について教皇の特免を得ることだった。この縁談は結局1623年に破談となる。同じころヴァン・ダイクもローマにいて、彼と同じ家で暮らしていた。絵に描かれているのは、ゲイジのもうひとつの仕事、美術品の買い付けの場面である。黒い外套をまとった彼は石の手すりにもたれ、美術商が大理石の彫像越しに身を乗り出し、後ろでは黒人の従者が像を支えている。下の石に刻まれた紋章はゲイジ家のもので、それがモデルを特定する決め手になった。この絵はのちに金融家ジョン・ジュリアス・アンガースタインの手に渡り、1824年のナショナル・ギャラリー創設の際、そのコレクションとともに収められた。




