
Hans Holbein the Younger · PD
芸術家の家族の肖像
作品情報
ストーリー
ホルバインがこの絵を描いたのは、帰郷した年でした。ロンドンで2年を過ごし、ヘンリー8世の宮廷のまわりで名を上げているあいだ、妻と子どもはバーゼルに残っていました。1528年に戻ると、彼はすぐ家族を描きます。妻エルスベト・ビンツェンシュトックは膝に幼いカタリーナを抱き、息子フィリップの肩に手を置いています。イングランドの注文主に向けた愛想のよさは、ここにはありません。妻の目は赤く重たく、視線はこちらを外れていきます。絵は紙に描かれました。のちに誰かが人物の輪郭に沿って切り抜き、菩提樹の板に貼り付けています。右下には年記が残っていますが、最後の数字はその切り抜きで失われました。





