
Anthony van Dyck · PD
サウサンプトン伯爵夫人レイチェル・ド・リュヴィニー、運命の女神として
作品情報
ストーリー
レイチェル・ド・リュヴィニーはフランスのユグノー、つまりプロテスタントの家に生まれた。1634年、パリ郊外シャラントンのプロテスタント教会でサウサンプトン伯トマス・リズリーと結婚し、王妃がフランス人カトリックであるイングランド宮廷に入る。フランスでは「美しく徳の高いユグノーの女性」と呼ばれていた。ヴァン・ダイクは彼女を雲の上に座らせ、運命の女神フォルトゥーナの役を与えて、暗い水晶の球に腕を預けさせている。
この大きさの肖像は二点残っている。もう一点はメルボルンにあり、修復の際に、髪と宝飾の位置を決めるために引かれた白い印が現れた。モデルを前にして進められた肖像の痕跡である。ケンブリッジの一点では、足が頭蓋骨を踏み、手に金の笏が握られている。レイチェルは1640年、出産で亡くなった。画面下隅に書かれた名前は別人の筆によるもので、絵は1732年にオールソープで記録され、1978年に相続税の物納として国に受け入れられてフィッツウィリアム美術館に入った。




