
Hugo van der Goes · PD
聖ジュヌヴィエーヴ
作品情報
ストーリー
フーホ・ファン・デル・グースの小さな二連画、《堕罪》と《キリストの哀悼》を閉じると、外側に見えたのがこの姿でした。パリの守護聖人である聖ジュヌヴィエーヴが、描かれた石の壁龕に立っています。全身が灰色の濃淡だけで描かれ、彫像のように見えます。この技法はグリザイユと呼ばれ、15世紀後半のネーデルラントの祭壇画では外側の扉によく用いられました。聖女は本とろうそくを持ち、ろうそくには小さな悪魔がしがみついています。伝説では、夜に祈りに向かう彼女のろうそくを悪魔が吹き消し、天使がまた灯したといいます。上の隅にはさらに二つの場面、カインとアベルの献げ物と、カインによる弟殺しが押し込まれています。この外側の面はのちに板から切り離され、いまは単独で展示されています。




