
洗礼者聖ヨハネ
作品情報
ストーリー
この小さな絵は石に描かれています。縦33センチ、横26センチほどの粘板岩の板に油彩で描いたもので、こうした石の支持体は、小ぶりで贅沢な鑑賞用の絵に好まれた珍しい素材でした。美術館は制作年を1603年から1606年ごろとしています。若い洗礼者ヨハネは荒野で獣の皮の上に座り、赤い衣をまとい、左手に細い十字の杖を持っています。右手では岩から流れ落ちる水を小さな器で受け、そばでは子羊が同じ流れから水を飲んでいます。1693年のボルゲーゼ家の目録も、岩から水を汲む聖ヨハネと子羊、とほぼ同じ言葉で記しています。それより古い目録では同時代の画家パオロ・グイドッティの作とされ、現代の研究者のひとりはチェーザリの弟ベルナルディーノの名を挙げました。美術館はジュゼッペ本人の作品としており、ギャラリーの礼拝堂に展示されています。




