森の端の羊飼いと群れ、夕暮れ

Jean-François Millet · PD

森の端の羊飼いと群れ、夕暮れ


作品情報

制作年
1853
技法
油彩
種類
絵画
寸法
60 × 49.5 cm

ストーリー

1872年11月9日の夜、ボストンの中心部にある倉庫から火の手が上がり、ようやく鎮まったときには商業地区の広い範囲が焼け野原になっていました。画家ウィリアム・モリス・ハントはこの大火で自作の絵やスケッチを数多く失い、フランスで集めたミレーの大作五点も一緒に焼けてしまいます。この絵はその中に入っていませんでした。ハントが1853年頃にミレー本人から買ったもので、1874年にボストンの画商ドール・アンド・リチャーズを通じて手放しています。高さ60センチの小さな縦長の画面で、時刻は日暮れです。左側には細く背の高い幹が立ち並び、地平線すれすれに残る橙色の帯の前で黒く沈んでいます。根元のあいだでは白っぽい羊が草を食み、右手の小高い場所、柵のそばに立つ羊飼いは、杖にもたれた暗い影にしか見えません。最後の光に背を向けています。

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