
医者
作品情報
ストーリー
ダウはこの板絵に1653年と日付を入れ、石の手すりの中央にGDOVと署名した。アーチ形の窓辺で、医者が尿を入れたガラスのフラスコを光にかざしている。当時の医者は、こうして患者の病を読み取った。医学教育で知られた大学町ライデンでは、尿を調べる検尿はまだ学問にかなった方法だった。それでもウィーン美術史美術館は、ここに二重の意味を見ている。方法そのものはまっとうだったが、医者が自分を大げさに見せるやり方が、彼をいかさま師として描き出している。学識を使う以上に演じている人物というわけだ。この板絵は1772年、プレスブルク、今のブラチスラヴァからウィーンに移された。




