金を量る男

金を量る男


作品情報

アーティスト
ヘラルト・ダウ
制作年
1664
技法
板に油彩
種類
絵画
寸法
29 × 23 cm

ストーリー

1720年、パリ中がスコットランド人の財政家ジョン・ローのミシシッピ会社の株に熱狂していたころ、サヴォイア家のカリニャン公ヴィクトル=アメデは、パリの邸宅オテル・ド・ソワソンの庭を株の取引所にした。バブルはその年のうちにはじけた。公はその後も身の丈を越えた暮らしを続け、1741年に多額の借金を残して世を去った。ルイ15世は遺族から絵画を買い取り、この小さな板絵もそのひとつだった。

眼鏡を鼻にかけた老人が、小さな天秤を持ち上げながら硬貨を指先でつまむ。そばには金袋と、赤い封蝋のついた書類がある。ダウは1664年の年記とともに署名した。こうした主題は強欲への定番のほのめかしで、1754年の王室目録はこれを単に「眼鏡の男」と記している。

1775年、この絵はウィレム・ファン・ミーリスの絵二点とともに王室コレクションから盗まれた。1785年までには戻っており、買い戻されたのかもしれない。その年の目録では、ウィレムの父フランス・ファン・ミーリスの作とされていた。

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