
牡蠣の食事
作品情報
ストーリー
同じ展示室に掛かる「ペットをからかう」とこの板絵は、ほぼ同じ大きさで、どちらも上端がアーチ形になっている。こちらは一年後の1661年の作。美術館は二点を「誘惑」という同じ主題の対作品とみなしている。男はここでもファン・ミーリス自身の顔立ちで、女に牡蠣を差し出す。牡蠣は媚薬として知られた食べ物だった。画家の妻に似た女は、胸元をあらわにして応えている。
だが二点は二百年以上、別々のコレクションにあった。「牡蠣の食事」は遅くとも1716年にはデュッセルドルフのプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルムの所有となり、バイエルン王家のコレクションとともにミュンヘンのアルテ・ピナコテークに入った。1931年にバイエルン政府が売却し、1936年、ロイヤル・ダッチ・シェルを率いた石油王ヘンリ・デターディングがマウリッツハイスに寄贈した。




