
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/pieta/f89676d9-34cc-46d9-b232-571faf9894ba · PD
ピエタ
作品情報
ストーリー
この絵は、研究されてきた時間のほとんどを通じて模写と見なされてきた。ファン・ダイクは故郷アントウェルペンのベギン会の教会のために大きな《キリストの哀悼》を描いており、この小さめの画布はその構図を繰り返している。繰り返しは長いあいだ別人の手と読まれてきた。プラドのフランドル絵画の専門家マティアス・ディアス・パドロンも1975年にはそう論じ、1999年に見解を改めて、画家自身による縮小版の反復としてファン・ダイクの真筆に数え直した。美術館は制作を1629年ごろとする。配置は見慣れたものではない。キリストはミケランジェロの大理石のように母の膝の上に横たわってはいない。石の上に広げた白い布に横たわり、頭は聖母の右手に支えられている。マグダラのマリアがもう一方の手に口づけ、ヨハネが後ろから見つめる。聖母は天を仰いでおり、美術館はそのまなざしを、かつてイサクを助けた父なる神への詰問に近いものとして読んでいる。




