ヴィーナスとキューピッド

Peter Paul Rubens · PD

ヴィーナスとキューピッド


作品情報

制作年
1608
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
137 × 111 cm

ストーリー

1636年、マドリードの旧王宮アルカサルの財産目録に、ティツィアーノが描いたヴィーナスが記録されています。そこには、右手の真珠の腕輪と左手の小指の指輪という、二つの細部まで書き留められていました。そのティツィアーノの原画は失われています。この作品はルーベンスによる模写で、腕輪も指輪もきちんと描き込まれています。白い肌着に毛皮裏の赤いマントをまとったヴィーナスは、キューピッドが差し出す鏡をのぞき込み、キューピッドは弓と矢をかたわらに置いています。ティツィアーノ自身の手になる別のヴァージョンはワシントンのナショナル・ギャラリーに残っていて、そちらでは二人目のキューピッドが女神に花冠をかぶせようとしています。ルーベンスがいつこの模写を描いたかは研究者の間で意見が分かれ、1615年以前とする説から1620年以降とする説まであります。ティッセン=ボルネミッサ美術館は現在、1606年から1611年頃の作としています。

この物語を音声で。アプリを入手。