ヴィーナス

Sailko · CC-BY-SA-4.0

ヴィーナス


作品情報

制作年
1487
技法
テンペラ
種類
絵画
寸法
176 × 77.2 cm

ストーリー

トリノのサバウダ美術館にあるこのヴィーナスは、ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》から女神だけを抜き出し、黒い背景の前にひとりで立たせた作品です。工房から生まれたこうした単独のヴィーナスは三点が知られていて、ほかの二点はベルリン絵画館とジュネーヴの個人コレクションにあります。2016年の夏、ベルリンのヴィーナスがトリノに貸し出され、約二か月のあいだ二点が並んで展示されました。イタリアで両者がそろうのは初めてのことでした。並べるとちがいはすぐにわかります。ベルリンの女神は一糸まとわぬ姿ですが、トリノの女神はごく薄いヴェールをまとっています。見えるのはほとんど細い白い縁だけで、肩から腕へ袖のように流れ、胸もとで留められています。髪の分け目には真珠がひと粒、肩には編んだ髪が垂れ、足もとは灰色の石の段です。研究者の多くは、絵の大部分を工房の助手が描いたと考えていますが、ボッティチェリ自身の筆を認める意見もあります。

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