
Frans Hals · PD
剣を持つウィレム・ファン・ヘイトホイセン
作品情報
ストーリー
若きオランダ共和国が貿易で急速に富を蓄えていた1625年ごろ、ハールレムの毛織物商ウィレム・ファン・ヘイテュイセンは、フランス・ハルスに自分の全身像を描かせた。等身大の立像は本来、王侯貴族のための格式であり、ハルスがこの形式で人物を描いたのは、生涯でこの一枚だけだ。ヘイテュイセンは片手を腰に、もう一方でレイピアの切っ先を床に突き、貴族さながらの構えを取る。豪奢な黒い衣装と大きなレースの襟が、商人として築いた財を物語る。商いで身を立てたこの男は、貴族のための様式をあえてまとってみせた。現在はミュンヘンのアルテ・ピナコテークにある。




