悲しみの人キリスト

悲しみの人キリスト


作品情報

制作年
1525
技法
剥離フレスコ画
種類
絵画
寸法
200 × 131.5 cm

ストーリー

ヴァザーリは、フィレンツェのサンティッシマ・アンヌンツィアータ修道院で、修練院の階段を上りきったところの壁龕にこのキリストを見たと書いています。セルヴィ会の若い修練士たちが下から見上げる位置だったため、アンドレア・デル・サルトは体を強く短縮して描きました。画家は1509年からこの修道院で仕事を重ね、1525年には大回廊の扉の上に「袋の聖母」を描いています。このフレスコもそのころの作です。墓の縁に腰かけたキリストが傷を示す姿は、「悲しみの人」と呼ばれる図像です。色はほとんど灰色と肌色に抑えられ、目立つのは赤い腰布と、そばの黄色い布だけです。その布の上には槍の穂先と、酢を含ませた海綿が置かれています。茨の冠と光輪は乾いた漆喰に描かれたためほとんど消えましたが、額の血の滴は残っています。

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