
ナポリ王国の海辺の洞窟と山賊、日没
作品情報
ストーリー
ライトがこの絵をダービーで描いたのは1778年、イタリアから戻って三年後のことです。ナポリの南、サレルノ近くの海岸で洞窟をスケッチしており、その後何年にもわたって、それらの素描を絵画に仕立てていきました。ここでは海の洞窟のアーチが、沈む夕日に染まる入り江を縁取り、手前には物思いに沈む山賊の一団がたむろしています。1780年8月、ライトはダービーのすぐ外、チャデスデンに住むジョサイア・コックシャットに、この絵とほか二点、ユリアのいる洞窟とウェルギリウスの墓を描いた作品の請求書を送りました。1840年、コックシャットの孫は借金の返済として、近くのメネル・ラングレーに住むゴッドフリー・メネルにこの絵を渡します。絵は1986年までメネル家にあり、二世紀以上にわたって、描かれた町から数マイルの所に掛かり続けました。ボストン美術館は1990年にロンドンのアグニュー画廊から購入しています。




