地球儀のある老人

地球儀のある老人


作品情報

アーティスト
ヘラルト・ダウ
制作年
1650
技法
板に油彩
種類
絵画

ストーリー

ヘラルト・ダウは1650年頃、ライデンでこの老人を描きました。高さわずか16センチほど、文庫本より小さな板絵です。長い白ひげと深いしわの刻まれた顔に、ほかの画家なら等身大の肖像画にかけるほどの注意を注いでいます。モデルの名はわかっておらず、そもそも特定の誰かを描くつもりではなかったのかもしれません。ライデンの画家たちは1620年代から、このような老人の頭部を描いてきました。年齢や性格を描き分けた習作で、収集家は顔そのものを目当てに買い求め、オランダではこうした絵を「トローニー」と呼びました。ダウは名声をもたらした窓辺の場面と並行して、数十年にわたりこの型に立ち返っています。美術館の題名は老人のそばの地球儀に触れていますが、今では暗がりの中でほとんど見分けられません。

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