
Giovanni Battista Tiepolo · PD
ジグマリンゲンの聖フィデリスとレオネッサの聖ヨセフ
作品情報
ストーリー
1746年、教皇ベネディクトゥス14世は二人のカプチン会修道士を列聖した。ジグマリンゲンのフィデリスは1622年にスイスのグラウビュンデンで殺され、レオネッサのジュゼッペは1612年にアマトリーチェで没している。どちらも百年以上前の人物だが、聖人としてはまだ真新しかった。
パルマのカプチン会がティエポロに祭壇画を注文したのは、その数年後のことである。ドイツのヴュルツブルクで大がかりな天井画を仕上げて帰国した直後の時期にあたり、画面は縦2メートル半近い。二人の修道士が明るい空を背に立ち、その足もとには、髪から蛇の出た半裸の女が押さえつけられている。異端の擬人像である。
この絵がカプチン会の教会にあったことは、1780年に出たクレメンテ・ルータの案内書の第三版が記録している。ナポレオンの時代を経て、絵は1810年にパルマの国立美術館の所蔵となった。




