聖母子と幼い聖ヨハネ

Anthony van Dyck · PD

聖母子と幼い聖ヨハネ


作品情報

制作年
1631
技法
油彩、オーク板
種類
絵画
寸法
150.9 × 114.5 cm

ストーリー

この板絵には、ECCEというラテン語がひとつだけ記されています。「見よ」という意味です。ヨハネによる福音書で、洗礼者ヨハネがヨルダン川のほとりでイエスが来るのを見て口にする言葉の最初の一語で、続きは「世の罪を取り除く神の小羊」です。ここでは洗礼者ヨハネ自身もまだ幼い男の子で、彼がいつか指し示すことになる人は、マリアの膝の上の赤ん坊です。アルテ・ピナコテークは、画面のほかの部分も同じ筋で読み解いています。物思わしげなマリアのまなざしはすでに受難を予感させ、古代の柱頭は原罪の克服を表すといいます。張り出した壁に円柱、その向こうに開ける風景という構えは、ヴァン・ダイクがイタリアでティツィアーノの絵に何度も見たものです。1631年か1632年ごろ、アントウェルペンに戻ってこのオーク板に描いたときも、彼はその構えを手放していませんでした。

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