
ストーリー
1623年、マッフェオ・バルベリーニが教皇ウルバヌス8世になると、一族はローマの丘の斜面にある地所を、教皇の家にふさわしい宮殿へと造り変えにかかりました。バロックを代表する3人の建築家が、次々とこの仕事を引き継ぎます。カルロ・マデルノが着工し、彼の死後はジャン・ロレンツォ・ベルニーニが後を継ぎ、若きフランチェスコ・ボッロミーニが、今も内部をらせん状に上っていく楕円形の階段を加えました。
大広間では天井を見上げてください。ピエトロ・ダ・コルトーナが何年もかけて描いた《神の摂理の寓意》が広がっています。バルベリーニ家を称える渦巻くような宣伝画で、一族の紋章の蜂が天へと舞い上がっていきます。
20世紀半ばから、この宮殿は国立の古典絵画コレクションを収めています。壁には、パン屋の娘を描き《ラ・フォルナリーナ》の名で知られるラファエロの肖像画、ハンス・ホルバインによる厳めしい《ヘンリー8世の肖像》、そしてろうそくの明かりの中でユディトがホロフェルネスの首を切り裂く、カラヴァッジョの《ホロフェルネスの首を斬るユディト》が掛かっています。
コレクション
103点の作品
聖母子と幼い洗礼者ヨハネドメニコ・ベッカフーミ, 1540
彩色十字架ビガッロの磔刑十字架の画家に帰属, 1250
キツツキに変えられるピクスベンヴェヌート・ティージ, 1526
ピエタマンチェスターの聖母の画家, 1500
ピエタ、聖チェチーリアと聖ヘルメネギルドの携帯用祭壇アンニーバレ・カラッチ, 1603
ローマ元老院議員アッボンディオ・レッツォーニコの肖像ポンペオ・バトーニ, 1766
紳士の肖像バルトロメオ・ヴェネト, 1517
犬を連れた青年の肖像ニッコロ・デッラバーテ, 1545
小アントニオ・バルベリーニ枢機卿の肖像カルロ・マラッタ, 1682
ロッテルダムのエラスムスの肖像クエンティン・マサイス, 1517
フィリッポ・アグリコラの肖像オラース・ヴェルネ, 1820
教皇クレメンス13世レッツォーニコの肖像ポンペオ・バトーニ, 1760
聖なる愛が俗なる愛に打ち勝つジョヴァンニ・バリオーネ, 1602
聖アグネスドメニキーノ, 1608
聖フランチェスコと天使オラツィオ・ジェンティレスキ, 1612
瞑想する聖フランチェスコカラヴァッジョ, 1606
大ヤコブフセペ・デ・リベーラ, 1633
聖ヒエロニムストロフィーム・ビゴ, 1630
手紙に封をする聖ヒエロニムスグエルチーノ, 1617
聖オヌフリウスバッティステッロ・カラッチョロ, 1625
聖フィリッポ・ベニーツィピエトロ・ペルジーノ, 1506
殉教へ引かれてゆく聖ペテロと聖パウロジョヴァンニ・セロディーネ, 1625
ダヴィデを襲うサウルグエルチーノ, 1646
キリストの生涯の場面ジョヴァンニ・ダ・リミニ, 1307
自画像オラツィオ・ボルジャンニ, 1615