
音声ガイド
ストーリー
ボストン美術館のかなりの部分は、地中から掘り出されたものだ。1905年から、美術館はハーヴァードと共同で、エジプトとスーダンで発掘調査を行い、40年近くにわたって4万点を超える品を持ち帰った。ピラミッドの時代の彫像、装身具、墓の浮彫りまるごと。その古王国時代のエジプト所蔵品は、カイロの外ではどこよりも優れたもののひとつだ。
それは数ある部門のひとつにすぎない。美術館はアメリカ独立100周年の1876年7月4日に開館し、50万点近くにおよぶ百科事典的なコレクションへと育った。日本に暮らした医師ウィリアム・ビゲローのようなニューイングランドの人々が築いたアジアのギャラリーは、日本の版画、絵画、仏像を数万点収める。アメリカの部屋には、ジョン・シングルトン・コプリーの植民地時代の肖像画や、ドル札に刷られた顔となったギルバート・スチュアートの未完のジョージ・ワシントン像がある。
ボストン美術館はまた、フランス国外で最大のモネの絵の一群も擁する。印象派がまだ新しく安かったころにそれを買ったボストンの収集家たちが早くから集めたものだ。そのうちの一枚、ジヴェルニーの自宅近くの畑でモネが描いた連作の積みわらのカンヴァスは、画家がまだ存命で残りの連作に取り組んでいた1890年代に、美術館へ入った。
コレクション
785点の作品
パストレ侯爵ポール・ドラローシュ, 1829
マーサ・デイナ(のちのウィリアム・マーサー夫人)アンデシュ・ソーン, 1899
マグダラのマリアヤン・ホッサールト, 1527
メアリー・シアーズ(のちのフランシス・ショー夫人)レオン・ボナ, 1878
メルクリウスとアグラウロスカレル・ファブリティウス, 1646
メキシコ歩兵「行軍中」フレデリック・レミントン, 1890
川辺の水車小屋クロード・ロラン, 1631
吉備大臣入唐絵巻作者不詳, 1150
メアリー・トゥナリー嬢ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー, 1791
モスクの扉の前の修道僧たちワシーリー・ヴェレシチャーギン, 1875
岩から水が湧く奇跡のあとのモーセとイスラエルの民ルーカス・ファン・レイデン, 1527
母と子ジャン=オノレ・フラゴナール, 1778
アイザック・ウィンズロー夫妻(ジェマイマ・デビューク)ジョン・シングルトン・コプリー, 1773
聖チェチーリアに扮したビリントン夫人(1765/1768–1818)ジョージ・ロムニー, 1787
ギルバート・L・パーカー夫人トマス・エイキンズ, 1910
ジェームズ・ウォーレン夫人(マーシー・オーティス)ジョン・シングルトン・コプリー, 1763
ジョゼフ・マン夫人(ベシア・トーリー)ジョン・シングルトン・コプリー, 1753
リチャード・スキナー夫人(ドロシー・ウェンデル)ジョン・シングルトン・コプリー, 1772
サミュエル・クインシー夫人(ハンナ・ヒル)ジョン・シングルトン・コプリー, 1761
スティーヴン・マイノット夫人(サリー・マイノット)ジョン・トランブル, 1806
トーマス・フラー夫人(メアリー・フラー)サミュエル・フィンリー・ブリーズ・モールス, 1829
ナサニエル・ゴーラムチャールズ・ウィルソン・ピール, 1793
ナイアガラの滝と急流ジョン・フレデリック・ケンセット, 1851
テーブル・ロックから見たナイアガラの滝サミュエル・フィンリー・ブリーズ・モールス, 1835
平治物語絵巻 三条殿夜討巻作者不詳, 1275